映像画日記

アニメーターの絵と映画と読書の記録

パースによる絵作りの秘訣 vol.1 基本と環境:ストーリーを語る人のための必須常識

 

パースによる絵作りの秘訣 vol.1 基本と環境:ストーリーを語る人のための必須常識

パースによる絵作りの秘訣 vol.1 基本と環境:ストーリーを語る人のための必須常識

 

 ◆空間の見方と描き方を変える一冊◆
パースの技術を知識にとどめず、視線を誘導し、ストーリーを語るための道具として使いこなしましょう。
フレーミング、ライティングにパースが組み合わされば、まるで魔法を手に入れたようなものです。選択肢が増え、ビジュアルでしっかりとストーリーに引き込むことができます。

現実味のある世界をパース付きで描けるスキルは、財産です。練習を積めば、いつかは特に考えることなく自然に描けるようになります。

はじめは空間をどう認識すべきか、人間の知覚などの基本を学びます。
次に、現実味のある環境を描く方法を様々な角度から学びます。

手順を追った丁寧な説明とイラストで学んだ後は、現実世界の曲線や斜線を観察すること自体が楽しくなります。そして、観察から得た情報を「奥行きと比率」をもった「正確な」作品として描けるようになります。

アナログ・デジタル、動画・静止画など媒体を問わず、ビジュアルでストーリーを語るために、身につけておきたい知識が詰まっています。

構図のベストセラー「クライマックスまで誘い込む絵作りの秘訣」の著者による、パースを使いこなすテクニック! 

本書は「Framed Perspective Vol. 1: Technical Perspective and Visual Storytelling」(Design Studio Press刊)の日本語版です。


【著者について】
スペイン生まれ。ビジュアルコンセプト、アナログアニメーションのレイアウト、グラフィックノベルの分野で活躍するアーティストで、長編アニメーションにおいては20年以上の経験を持ちます。
参加した主な映画作品は、「バルト」「プリンス・オブ・エジプト」「サーフズ・アップ」「長ぐつをはいたネコ」「ヒックとドラゴン2」。
映画制作においては、フレームの構図、ライティング、ビジュアルコンティニュイティといった、デザインおよび映画としての表現を専門に、アニメーションのキーシーケンスを数多く手掛けてきました。主にDreamWorks Animation、Sony Pictures Animationで映画制作に携わる傍ら、12 年以上にわたりドローイング、イラストレーション、ビジュアルストーリーテリングのテクニックの指導を行っています。
また、いくつかの国際映画祭で審査員を務めています。

【目次】

Chapter 1:基本
Chapter 2:正方形の平面
Chapter 3:立方体
Chapter 4:2つの消失点(二点透視図法)
Chapter 5:複数の消失点
Chapter 6:三点透視図法
Chapter 7:傾斜面
Chapter 8:曲線
Chapter 9:立面図と側面図
Chapter 10:レンズ
Chapter 11:フリーハンドのドローイングとスケッチについてのアドバイス
Chapter 12:イラストの一覧と構図

内容(「BOOK」データベースより)

ビジュアルでストーリーを伝えるためのドローイングの基礎をマルコスが解説します。空間についての基本を理解したら、人間の知覚について学びます。それをベースに、実在感のある環境を描く方法を学びます。本棚に置かれたアート指南書の中でも、最も頻繁に手に取りたくなる一冊になることは間違いありません。手順を迫った丁寧な説明と素晴らしいイラストで学んだ後では、現実世界の曲線や斜線を観察することが楽しくなるはずです。さらには、観察によって得た情報を奥行きと比率をもった、つまり「正確な」作品として描けるようになります。読み終わるころには、皆さんの見方そのものが変わります。

 

  • 大型本: 228ページ
  • 出版社: ボーンデジタル (2017/12/17)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4862463827
  • ISBN-13: 978-4862463821
  • 発売日: 2017/12/17
  • 商品パッケージの寸法: 28 x 21.6 x 1.4 cm