映像画日記

アニメーターの絵と映画と読書の記録

2018-06-20から1日間の記事一覧

『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』 監督: 本多 猪四郎

東宝特撮映画陣がゴジラ・シリーズ以外の、特撮怪獣映画の原点回帰を狙って製作した意欲作。 カミナリイカをベースにしたゲゾラ、カルイシガニがルーツのガニメ、マタマタガメをデフォルメしたガニメの三大怪獣のユニークなフォルムが印象的。 木星探査用ロ…

『大怪獣バラン』

☆東宝DVD名作セレクション 第3弾☆ 地軸を揺るがし深海に潜航する前世紀の大怪獣バラン空を覆って猛襲!! 【キャスト】野村浩三/平田昭彦/伊藤久哉/土屋嘉男 【スタッフ】 監督:本多猪四郎 特技監督:円谷英二 脚本:関沢新一 【仕様】モノクロ/本編87…

『東海道お化け道中』

「出獄四十八時間」の吉田哲郎と「秘録おんな寺」の浅井昭三郎が脚本を共同執筆し、「博徒一代 血祭り不動」の安田公義と「妖怪大戦争」の黒田義之が共同監督した妖怪シリーズ第三作。撮影は今井ひろしと武田千吉郎が担当。

『大巨獣ガッパ 』  監督 野口晴康

怪獣ブームに後れをとっていた日活が送りだした唯一の怪獣映画。南海の孤島オベリスク島で発見され見せ物にされそうになった子ガッパを連れ戻すために、親ガッパが日本に上陸、口から熱線を吐いて大暴れという、モスラなどでもおなじみのパターン。 ガッパが…

妖怪百物語 監督: 安田公義

『妖怪百物語』(ようかいひゃくものがたり)は、1968年3月20日に公開された大映京都撮影所製作の時代劇・特撮映画。併映は『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』。カラー、大映スコープ、79分。 ヌラヌラ伸びるろくろ首、ペロリと舌出す一つ目傘、目も鼻もないのっ…

『宇宙怪獣ガメラ』

作劇自体は「完全新作」ではなく、歴代ガメラシリーズの特撮シーンに新作映像を加えて再編集したものである[2]。過去作品の未合成フィルムを使用したため、光線などの光学合成をやり直しているうえ、少ないながら特撮の新撮シーンもあり[3]、「過去作品のフ…

『ガメラ対深海怪獣ジグラ』

前作『ガメラ対大魔獣ジャイガー』(1970年)に続き、予算の増額が行われた作品。経営不振の渦中にあった当時の大映の作品にあって、まずまずの興行成績を記録。 次回作の企画も出たものの、その年、大映が倒産したため、結果として旧大映のガメラシリーズと…

『ガメラ対大魔獣ジャイガー』

ジャイガーの寄生卵描写で、ゾウの鼻を切開して寄生虫の塊を取り出す記録フィルムが劇中に挿入されるが、これは多摩動物園に協力してもらい、ゾウにメイクし、ブタの回虫を使って撮影したもの。「気味が悪い」と評判だったというが、湯浅も「撮ってる僕も気…

『ガメラ対大悪獣ギロン』

ー志賀博士役の船越英二は自分の俳優業を息子の英一郎には隠していたが、英一郎が小学校に入る前には本作で明かそうと映画館へ連れて行った。そのため、英一郎は静かな館内で画面内の父・英二の姿に思わず「お父さん!」と叫び、周囲から注目を浴びてしまっ…