映像画日記

アニメーターの絵と映画と読書の記録

『ポカホンタス』

ポカホンタス [Blu-ray]

 

17世紀初頭のアメリカを舞台に、大自然の中を自由に駆け回る好奇心旺盛で知性に恵まれた先住民族パウアタン族の娘ポカホンタスと、新大陸征服の野望を抱くイギリス人探検家のジョン・スミスとの出会いから恋に落ちるまでを描いたミュージカルタッチの作品。第68回アカデミー賞(R)で音楽(ミュージカル・コメディ部門)、オリジナル主題歌の2部門を受賞した素晴らしい音楽をバックに、美しい歌と自然描写をお楽しみいただけます。

<ストーリー>
舞台は17世紀初頭のアメリカ。主人公ポカホンタス先住民族パウアタン族の娘。旺盛な好奇心と豊かな知性に恵まれた彼女は、イタズラ好きのアライグマのミーコとハチドリのフリットをお供に豊かな大自然の中を自由に駆け回っています。そんな彼女の前に現われたのはイギリス人探検家のジョン・スミス。新大陸征服の野望を抱く彼でしたが、2人は出会った瞬間から互いに思いを寄せ、生まれ育った環境や言葉の壁を超えて理解を深めていきます。しかし富を狙う探検隊と先住民族の対立は激しくなるばかりで、2人は争いをやめさせるために立ち上がるのでした

ポカホンタス』(原題:Pocahontas)は、ディズニーのアニメ映画の33番目の作品。1994年4月15日ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション(Walt Disney Feature Animation)により製作、1995年6月23日より、ブエナ・ビスタ・ピクチャーズによってアメリカ合衆国の一部の映画館で『ウォレスとグルミット』の短編映画『A Close Shave』との2本立てという形で上映開始された。

 

ポカホンタス
Pocahontas
監督 マイク・ガブリエル
エリック・ゴールドバーグ
脚本 カール・ビンダー
スザンナ・グラント
フィリップ・ラズブニク
製作 ジェームズ・ペンテコスト
音楽 アラン・メンケン
スティーブン・シュワルツ
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション
配給 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1995年6月23日
日本の旗 1995年7月22日
上映時間 81分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $346,079,773[1]
次作 ポカホンタスII/イングランドへの旅立ち
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『スリーパーズ』

スリーパーズ [Blu-ray]

 

仏語、伊語、独語、スペイン語、ロシア語と世界共通仕様の
吹き替えが5つも入ってるのに、肝心の日本語吹替が未収録。

 

「おまえは本物のクリフト伯だ!」

 

 

バリー・レヴィンソン監督。

 

 

『メアリと魔女の花』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原作:メアリー・スチュアート

1916年生まれ。(2014年5月9日没) イギリスの女性作家。小学校で教鞭をとったのち、1954年「Madam, Will You Talk?」で文壇デビュー。ロマンチックなサスペンスミステリーや、歴史フィクションなどの小説を数多く発表。作品は国内外で評価され、1964年にはウォルト・ディズニーによって映画『クレタの風車』(原題:The Moon-Spinners)が製作された。そのほか「この荒々しい魔術」(世界ロマン文庫筑摩書房)、「狼森ののろい」(佑学社)など、「メアリと魔女の花」(原題:The Little Broomstick)はKADOKAWA(訳:越前敏弥、中田有紀)より刊行。

脚本:坂口理子(さかぐち・りこ)

神奈川県横浜市出身。大学を卒業後、会社勤務を経て、現在フリーランスとして、テレビドラマ、映画、舞台の脚本や、小説などを執筆。ドラマ「おシャシャのシャン!」(08年、創作テレビドラマ大賞最優秀賞受賞)、連続ドラマ「私が恋愛できない理由」(11年、共同脚本)、連続ドラマ「向田邦子 イノセント~愛という字~」(12年)、NHK福岡発地域ドラマ「いとの森の家」(15年、放送文化基金賞奨励賞受賞)など。「フロイデ!~歓喜の歌でサヨナラを~」(09年)で第2回WOWOWシナリオ大賞優秀賞、「風に聞け」(10年)で第36回城戸賞を受賞。2013年公開の『かぐや姫の物語』(監督:高畑勲)では、脚本を務めた。

脚本・監督:米林宏昌(よねばやし・ひろまさ)

1973年、石川県石川郡野々市町(現・石川県野々市市)生まれ。金沢美術工芸大学在学中、アルバイトで似顔絵を描き、CM等でアニメーションを制作。1996年にスタジオジブリに入社し『もののけ姫』(97年)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(99年)では動画、『千と千尋の神隠し』(01年)で初めて原画を担当。その後、『ギブリーズ episode2』(02年)、『ハウルの動く城』(04年)、『崖の上のポニョ』(08年)で原画を、『ゲド戦記』(06年)では作画監督補を務めた。また、三鷹の森ジブリ美術館オリジナル短編作品『めいとこねこバス』(02年)では演出アニメーターを担当したほか、企画展示用映像『空想の空とぶ機械達』(02年)の作画監督、常設展示フィルムぐるぐる上映作品『進化論』(08年)の絵コンテ・演出など、展示用作品も手がけている。2010年に公開した『借りぐらしのアリエッティ』では初監督に抜擢。その年の邦画NO.1となる、観客動員765万人・興行収入92.5億円を記録。2作品目の『思い出のマーニー』は第88回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされた。本作『メアリと魔女の花』は監督として3作品目となる。

音楽:村松崇継(むらまつ・たかつぐ)

1978年、静岡県浜松市生まれ。国立音楽大学作曲学科卒業。高校在学中にオリジナルのピアノ・ソロ・アルバム「窓」(The Window)でデビュー。映画やドラマの作曲家として早くからその才能が注目され、大学4年在学中に映画『狗神』(01年)、映画『突入せよ!「あさま山荘」事件』(02年)の音楽を手掛け、NHK連続テレビ小説天花」(04年)の音楽を歴代史上最年少で担当する。これまでに50タイトル以上の映画、TVドラマ、舞台等の音楽を手掛ける。主な作品として、『オリヲン座からの招待状』(07年)、『夕凪の街 桜の国』(07年)、『クライマーズ・ハイ』(08年)、『大奥』(10年)、『アントキノイノチ』(11年)、『大奥~永遠』(12年)、『遺体~明日への十日間』(13年)、『64-ロクヨン-前編/後編』(16年)、『グッドモーニングショー』(16年)などの音楽を担当。クラシックからポピュラーまで、国内外の幅広いジャンルの著名アーティストへ、楽曲提供も多い。2014年公開の、『思い出のマーニー』では音楽を担当。『64-ロクヨン-前編』で、第40回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。8月9日にはビルボード東京で「村松崇継 LIVE」を予定。

メアリと魔女の花」オリジナル・サウンドトラック/村松崇継 他

通常盤(CD、26曲入り予定)¥2,500+税 TFCC-86596

2017年7月5日(水)発売

プロデューサー:西村義明(にしむら・よしあき)

1977年、東京都大田区生まれ。米国留学後、02年、スタジオジブリに入社。宮崎駿監督初のTVCM「おうちで食べよう。」シリーズ(04年、ハウス食品)から宣伝業務に関わり、次いで『ハウルの動く城』(04年)、『ゲド戦記』(06年)、『崖の上のポニョ』(08年)の宣伝を担当。スタジオジブリ洋画アニメーション提供作品『王と鳥』(06年)、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー作品『チェブラーシカ』(08年)で宣伝プロデューサーを務めた。企画制作に約8年を費やした初の長編プロデュース作品『かぐや姫の物語』(13年、監督:高畑勲)が、第87回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門ノミネート。プロデュース長編2作目となる『思い出のマーニー』(14年、監督:米林宏昌)が、第88回米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされた。 現在、株式会社スタジオポノック代表取締役/プロデューサーを務める。

【スタジオポノックとは】

2015年4月15日設立。アニメーション制作会社。 2014年末にスタジオジブリを退社した後、プロデューサー西村義明が立ち上げたアニメーションスタジオ。「ポノック」とはクロアチア語で「深夜0時」を意味する(ponoć) に由来し、新たな一日のはじまりの意味を込めた。現在は、映画『メアリと魔女の花』の制作にスタジオジブリで活躍してきた卒業生であるクリエイターやスタッフが多数参加、名を連ねる。 映画『メアリと魔女の花』は、スタジオポノック制作として初の長編映画となる。

 

作画監督:稲村武志

シンエイ動画で動画・動画チェックを担当。1991年にスタジオジブリへ入社後、数々のジブリ作品で原画、作画監督等を手がける。主な作品として、『ホーホケキョ となりの山田くん』(99年)、『千と千尋の神隠し』(01年)、『猫の恩返し』(02年)、『借りぐらしのアリエッティ』(10年)、『風立ちぬ』(13年)など、数々のジブリ作品で原画を担当。『崖の上のポニョ』(08年)、『思い出のマーニー』(14年)で作画監督補、『ハウルの動く城』(04年)、『ゲド戦記』(06年)、『コクリコ坂から』(11年)では作画監督を務めた。その他に、三鷹の森ジブリ美術館オリジナル短編作品『くじらとり』(01年)、『たからさがし』(11年)の演出アニメーターとして携わる。ジブリ退社後は、『バケモノの子』(15年)、『君の名は。』(16年)等の作品に原画で参加している。

作画監督補:井上鋭

1980年代から、フリーのアニメーターとして活躍。テレビでは、「七つの海のティコ」(94年)、「ロミオの青い空」(95年)、「電脳コイル」(07年)などの作画監督を務め、劇場作品では、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(12年)、『百日紅~Miss HOKUSAI~』(15年)、『バケモノの子』(15年)では原画を、『人狼 JIN-ROH』(00年)、『パプリカ』(06年) 、『ももへの手紙』(12年)では作画監督補佐、『映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~』(12年)、『君の名は。』(16年)では作画監督を務め、数々のTV、劇場作品の中核を担ってきた。スタジオジブリ作品では、『コクリコ坂から』(11年)、『思い出のマーニー』(14年)で原画を、『かぐや姫の物語』(13年)では作画、『猫の恩返し』(02年)では作画監督を務めた。

作画監督補:山下明彦

1980年代からフリーのアニメーターとして活動。OVA作品「ジャイアント・ロボ THE ANIMATION地球が静止する日」(92~98年)でキャラクターデザイン・絵コンテ・作画監督を務め、数々の作品で活躍。スタジオジブリ作品では『千と千尋の神隠し』(01年)の原画で初参加。『風立ちぬ』(13年)でも原画を務めた。その他、『ハウルの動く城』(04年)、『借りぐらしのアリエッティ』(10年)、『コクリコ坂から』(11年)では作画監督。『崖の上のポニョ』(08年)、『思い出のマーニー』(14年)では作画監督補を務めた。三鷹の森ジブリ美術館オリジナル短編作品『ちゅうずもう』(10年)は初監督作品。近年では、TV「怪盗ジョーカー」等の演出を手がけている。

動画検査:大谷久美子

フリーのアニメーターとしてキャリアをスタートし、以降、OVA作品や劇場用アニメーション映画等、数多くのアニメーション作品において動画、動画検査として活躍。主な参加作品に『となりのトトロ』(88年)、『魔女の宅急便』(89年)、『ユンカース・カム・ヒア』(95年)など。

色彩設計:沼畑富美子

1995年にスタジオジブリに入社。“ジブリの色職人”こと故・保田道世のもとで色彩設計を学び、『ゲド戦記』(06年)で色指定を担当。翌年ジブリを退社し、『風立ちぬ』(13年)で色指定、『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』(11年)、TVシリーズ「終わりのセラフ」(15年)の色彩設計を手がける。現在、宮崎駿監督が制作中のジブリ美術館用短編作品の色彩設計も担当。

美術監督:久保友孝

小林プロダクション出身。現、でほぎゃらりー所属。TVシリーズの「虹色ほたる~永遠の夏休み~」(12年)、『コクリコ坂から』(11年)、『マジック・ツリーハウス』(12年)、『かぐや姫の物語』(13年)、『思い出のマーニー』(14年)、TV「山賊の娘ローニャ」(14年)、『この世界の片隅に』(16年)に背景として参加。日本アニメーター見本市の「西荻窪徒歩20分2LDK敷礼、2ヶ月ペット不可」、「ハンマーヘッド」では美術監督を務めた。長編劇場アニメーション映画の美術監督としては今作が初となる。

でほぎゃらりー

2015年に、ドワンゴ川上量生氏、カラーの庵野秀明氏、スタジオポノックの西村義明氏によって設立された背景美術会社。スタジオジブリで数々の名作に美術監督として携わってきた男鹿和雄氏、武重洋二氏をアドバイザーに迎え、ジブリ作品等の劇場用アニメーション映画で背景の制作や美術監督を務めてきた11名の絵描きによる、背景美術制作やアートディレクションを行なう背景美術スタジオ。作品全体の世界観を1つ1つの作品から感じられるよう総合的なデザインを手がける。社名は、男鹿氏が命名

美術デザイン:今井伴也

高校卒業後にロサンゼルスに留学し、そこで西村義明プロデューサーと知り合う。2007年ごろから東京でプロダクションデザイナーとして活動を開始し、コマーシャル、ミュージックビデオ、映画などのデザインを手がける。2014年からは活動の拠点を再びロサンゼルスに広げ、コマーシャル、テレビドラマなどのセットデザイナーとしても活躍。現在は東京、ロサンゼルスを拠点に、国内外の様々なプロジェクトに参加。代表作に映画『Moment in June』(2011年タイアカデミー賞受賞)、海外ドラマ「Constantine」(ADGアワードノミネート)、ミュージックビデオ「マドンナ - Ghosttown」(ADGアワードノミネート)、CM「iPhone7」「UNIQLO」などがある。

CG監督:軽部優

1994年に株式会社ナブラに入社。テレビコマーシャル用のCGを制作。1998年にスタジオジブリに入社し『となりの山田くん』(99年)、『千と千尋の神隠し』(01年)、『ギブリーズepisode2』(02年)、『ハウルの動く城』(04年)、『ゲド戦記』(06年)の3DCGスタッフとして参加。三鷹の森ジブリ美術館短編作品『めいとこねこバス』(02年)、『星をかった日』(06年)、capsule PV「ポータブル空港」(04年)、「空飛ぶ都市計画」(05年)の3DCGを制作。2006年にジブリ退社後はゲームの3DCGに携わり、2012年に高橋プロダクション/T2 studioに入社。「七つの大罪」(14年) 、「Re:ゼロから始める異世界生活」(16年)のCG監督を務めた。

撮影監督:福士享

1996年に有限会社GONZOに入社。OVA青の6号」(98年)、「メルティランサー The Animation」(99年)で2DCGディレクターを務める。2001年に高橋プロダクション/T2 studioに入社後は「フルメタルパニック!」(02年)、「鋼の錬金術師」(03年)、「ケロロ軍曹」(04年)、「true tears」(08年)、「おそ松さん」(15年)などのTVシリーズに参加。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(07年)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(09年)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(12年)と近年のエヴァンゲリオンシリーズの撮影監督を努めた。

映像演出:奥井敦

1982年に旭プロダクションに入社。『ダーティペア(劇場版)』(87年)で初の撮影監督に。以後『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』(88年)などで撮影監督を務め、『紅の豚』(92年)、 『海がきこえる』(93年)の撮影監督としてスタジオジブリ作品に参加。以後、ジブリに入社し、『平成狸合戦ぽんぽこ』(94年)、『耳をすませば』(95年)、『もののけ姫』(97年)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(99年)、 『コクリコ坂から』(11年) 、『風立ちぬ』(13年)に撮影監督として参加。『千と千尋の神隠し』(01年)、『ギブリーズepisode2』(02年) 、『ハウルの動く城』(04年)、『ゲド戦記』(06年)、『崖の上のポニョ』(08年)、『借りぐらしのアリエッティ』(10年)、『思い出のマーニー』(14年)では映像演出を務めた。

アフレコ演出:木村絵理子

東北新社に所属し、主に外国映画の劇場、TV、DVD等の日本語吹き替え版を演出する。携わった作品に『ハリー・ポッター』シリーズ等、国産アニメでは『機動戦士ガンダムUC』シリーズ、『TIGER&BUNNY』シリーズ等がある。スタジオジブリ作品では『崖の上のポニョ』(08年)、『借りぐらしのアリエッティ』(10年)、『コクリコ坂から』(11年)、『風立ちぬ』(13年)、『思い出のマーニー』(14年)がある。

音響演出:笠松広司

音響効果会社デジタルサーカス所属。TV・映画・ラジオ・DVDなどの音響効果の仕事を手がける一方、音楽のプロデュースや、TV「めちゃ×2イケてるッ!」(フジ系)の効果を手がけるなど、その活躍の場は広い。主な参加作品は、『アップルシード』(04年)、『ICHI』(08年)、『あしたのジョー』(11年)など。スタジオジブリ作品に『ゲド戦記』(06年)、『崖の上のポニョ』(08年)、『借りぐらしのアリエッティ』(10年)、『コクリコ坂から』(11年)、『風立ちぬ』(13年)、『思い出のマーニー』(14年)、三鷹の森ジブリ美術館短編作品『星をかった日』(06年)、『パン種とタマゴ姫』(10年)、『たからさがし』(11年)等がある。近年は『ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵』(12年)、『ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨』(13年)の音響デザインも手がけている。

©2017 「メアリと魔女の花」製作委員会