平成元年2月9日。手塚治虫先生の訃報にふれ、衝撃を受ける矢口高雄。矢口にとって手塚マンガは特別なもので、田河水泡、阪本牙城、島田啓三など、多くのマンガに夢中になった少年時代だったが、その躍動感と描写力に衝撃を受け、その後の人生に大きな影響を与えたと言っても過言ではないのが手塚マンガだった…!! 『釣りキチ三平』などで知られる矢口高雄が、いかにしてマンガの魅力に取り憑かれていったのか… そして、そんな少年時代を軸に手塚マンガの素晴らしさを描いた、自伝的エッセイマンガ!!
天保十五年。強情暴虐の限りを尽くす播州明石十万石松平左兵衛督斉宜。十二代将軍の末弟とあり数多の乱行にも幕閣よりお咎めなしどころか次期老中職も目前。天下の御政道のひずみを正すべく隠密裏に集められた身分も年齢も様々な十三人の侍たち。江戸より明石へ百五十七里。参覲交代の道中を追い討ち仕留めることができるのか…。
谺/雄一郎
1946年静岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。出版社で雑誌編集に携わったあと、文筆業に。編集者時代、隆慶一郎、池宮彰一郎、阿部龍太郎などのデビューに関わった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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