映像画日記

アニメーターの絵と映画と読書の記録

要町 令和五年度 金曜デッサン会

毎月第4金曜は男性ヌードらしい。3週連続の雨。

誕生日くらい休もうかと思ったけど、来て良かった。ここは照明もかなり良い感じなのだ。今回はよく描けて大満足だった。

 

隣の席は初めて来たらしい中学生?くらいの長い髪を一つに結んだ女の子で、裸足になって床に紙を広げていた。チラッと横目で見ると、なにやらクレヨンを使っていて紙をテープで継ぎ足したりして描いている。

みんな各々自由なテーマと画題を持っているんだなぁ…と思った。

 

今この瞬間、15歳から70歳(多分)までの人間が同じ部屋で同じモチーフに真剣に向き合っている!…そう思うと今日は幸せな誕生日だなあ、などと勝手に感慨に耽りながら、自分も負けじと一生懸命鉛筆を動かした。

 

 

 

 

無事終わり、帰りはモスでよくばり焼肉バーガーをテイクアウトした。

 

先日、池袋の世界堂でどんな鉛筆がいいか色々買って試したけど、高い鉛筆はどれも芯がしっかりしすぎて、8Bでも硬いことを知る。

 

結局普通のユニが一番良いと結論。適度な柔らかさが心地いい。

 

紙もミューズの少し高価なサンフラワーのスケッチブックなどを買ってみたが、後で色を乗せるわけでもないので、普通のコピー用紙でいいことに気づいた。

いや、むしろコピー用紙がツルツルしていて都合が良い。引っ掛かりのある良い紙は濃い鉛筆だとより磨耗が早いのだ。

さらにこれはスキャンもしやすい。クロッキーのデータ化は会社でコソコソとやっているのである。

 

 

そんなわけで結局、鉛筆も紙も会社の備品でまかなってしまっている(A3の用紙をコピー機から数十枚失敬した)。

慣れた画材が一番ということなのだろうか。自分は画家じゃなくてやっぱりアニメーターなんだなぁ…と思ったりした。