『33号車応答なし』(1955/92分) 監督:谷口千吉
『不滅の熱球』(1955/107分) 監督:鈴木英夫
柳谷寛↑
「33号車応答なし」なるほど力作!テレビでよくある「警察24時」的な構成から、モザイク状の案件が一気に繋がる様は見事。リアルな一夜の東京スケッチでもある。 平田昭彦と根岸明美のキ印入った悪党はキモくていい。司葉子がまだイモっぽいのは意外だが、志村喬は「酔いどれ」に劣らぬ名演。
— NOZOMUMITSUYASU (@YD125S) 2010年7月4日
森一生より選びやすい個人的な谷口千吉10本。『銀嶺の果て』『ジャコ萬と鉄』『激流』『吹けよ春風』『赤線基地』『潮騒』『33号車応答なし』『不良少年』『やま猫作戦 』『独立機関銃隊未だ射撃中』 『暁の脱走』は正直そんなに好きではない。
— 錦之助 (@kinnosuke1932) 2011年7月15日
『33号車応答なし』。悪魔のいけにえみたいなゴアシーンこそないものの、今の日本の商業映画では絶対不可能と思われる描写もあったりして慄然。あとあの笑い声は『マーダーライド・ショー』も想起させられるよね。これから殺そうとする人間を前にヘラヘラ笑う奴がやっぱりいちばん怖い。
— 空と踊る男 (@dancewithsky) 2011年10月31日
『33号車応答なし』実際池部の地獄巡りは実は妻の「アナタは解らないかもしれませんがアナタの仕事が警官である為に、アタシは日々アパートで近所から噂され針のムシロなんです!例えばアナタの仕事に置き換えれば…」という妄想の具現にも見える。
— 新山発現 (@niiyamahatsugen) 2011年10月31日
もしも石橋蓮司の特集をやるなら『ふろたき大将』と『33号車応答なし』を入れて欲しい、他にもっとあるのかな、汚れ役のできる天才子役・蓮司が活躍する映画。
— こたつ@50+4 (@hougagekijo) 2011年11月1日
谷口千吉ということで試しに録画した「33号車応答なし」の共同脚本が池田一朗だったので小躍り。のちの隆慶一郎である。
— マスターG (@stt48teamd) 2012年6月11日
隆慶一郎 - Wikipedia
日本映画専門チャンネルで谷口千吉監督の『33号車応答なし』を観た。こんな面白い作品なのにソフト化されてないのかよ。"玩具工場を隠れ蓑にして浮浪児を引き取ってはヒロポン漬けにして窃盗働かせる悪の組織"ってのがNGなのか?
— tog. (@flexible_B) 2012年6月19日
「日本の『悪魔のいけにえ』 33号車応答なし」「アプレゲールな警官たち」というブログ記事へのリンクを貼っておくよ。@thai__chan のリクエストにお応えして。 http://t.co/hrp3fAyrjp
— 真魚八重子 (@Yaeko_Mana) 2013年3月16日
#14『33号車応答なし』、澤村宗之助、おそるべし。伊藤雄之助の兄があんな善人の筈はないと思って観ていたら、まさかあんな奴とは。『不良少年』とコンビで、孤児を蝕む冷血漢として、ぼくの記憶に深く刻み込まれたのだった。
— タカキヨ (@nobodys_fool311) 2014年2月3日
#信じられないかもしれないけどガチでこれ同一人物ですって画像流す
— ケン・ソゴルは出張中! (@ken_sogoru83) 2017年2月21日
映画『33号車応答なし』(1955)での14歳の #石橋蓮司 と75歳の石橋蓮司 pic.twitter.com/tsZhgGFM29
今日観た映画は「クリーピー 偽りの隣人」。黒沢印の演出や過去の黒沢作品を想わせる舞台装置等が随所に出て来るにも関わらず、作家映画というより娯楽映画という感触。「悪魔のいけにえ」という声も聞かれるようだが、日本版「悪魔のいけにえ」とも呼ばれた「33号車応答なし」の方が近いかも。
— YAMAGISHI (@swampmovie) 2016年7月2日
『33号車応答なし』の平田昭彦と根岸明美の性格描写は1955年の映画としてはかなり異色だと思う。常に丁寧語というかややオネエ言葉で対応する平田昭彦が怖い。
— ただやん (@Tadanakamu) 2015年5月17日
ラストのアクションは遠景では早送り処理されてたように見えたけど、谷口監督は普通の速度では遅く感じたのだろうか。
@BugsGroove 三丁目の夕日は谷口千吉の「33号車応答なし」と併映してほしいですね。戦争孤児を引き取って玩具工場で働かせる善良そうな保護司が、実は子供たちをポン中にして盗みを働かせている悪の親玉という高橋洋的設定、それを上回るワルが平田昭彦。ポン中の子役が石橋蓮司。
— 岸野雄一 (@KishinoYUICHI) 2014年5月21日
クリスマスイブの刑事ものといえば『ダイハード』だけど60年前日本でも『33号車応答なし』という傑作が作られた。前半は小さな事件あれこれに対処する警官2人を長閑なタッチで描きながら後半は急展開の猟奇タッチに吃驚。『フロムダスクティルドーン』かよ!7日シネマヴェーラ渋谷でやるよ。
— アサダ×アツシ (@slantsense) 2014年2月4日
クリスマスイブの刑事ものといえば『ダイハード』だけど60年前日本でも『33号車応答なし』という傑作が作られた。前半は小さな事件あれこれに対処する警官2人を長閑なタッチで描きながら後半は急展開の猟奇タッチに吃驚。『フロムダスクティルドーン』かよ!7日シネマヴェーラ渋谷でやるよ。
— アサダ×アツシ (@slantsense) 2014年2月4日
「33号車応答なし」すげぇ面白い。
— 延生山 (@otanisisyo) 2017年6月13日
前半は「吹けよ春風」とか「有りがたうさん」みたいで楽しいなーって観てたら、志村喬のとある発見から急に怖いサスペンスにグッと引き込まれて。
明け方帰ってきて「包帯が大袈裟なんだよ、取っちゃおっか」ていう池部良が最高に可愛い。
「33号車応答なし」車内のシーンを実に禁欲的に撮ってるのに(もしかするとカメラとかの制約で画格が限定されてしまうのかもしれない)クライマックスに入ると、一転、「どんなとこにカメラ置いてんだよ!」ってくらい様々なアングルから撮ってて。緩急の付け方が堪らない。
— 延生山 (@otanisisyo) 2017年6月13日
名作の噂高い33号車応答なしやっと観られた!幕開けからすわ大事件?と思ったらイタズラでのんびりムードが続く…続く?と思ったら急転直下のスピード感!ちょっとぶっ飛んでる平田昭彦が見た目がノーブルなだけに余計恐ろしい。拉致ったパトカーを運転させる池部良の靴の上からアクセル踏むのヤバい
— うぐまち (@ugumatic115) 2017年6月13日
即席映画狂 【45】33号車応答なし(1955東宝)以下一部引用
■パトロールカー
閑話休題。
パトロールカーの重要な装備が無線である。もともと、無線を積んで、本庁と連
絡を取りながら、市中を警らできるというのが、パトロールカー登場の意義らしい。
本作品中でも、無線が、重要な役割を果たしている。
というわけで本庁の無線係の今泉廉が、終始活躍する。前年公開の「ゴジラ」で
も、遭難する船会社の無線係としてマイクを握っていた。画面奥の無線係同僚に東
宝のチョイ役王、渋谷英男。渋谷は、代々木の運転手殺しに向かう、52号車乗務
員の声もあてている。そしてもう1人、「さようならみなさん!」の橘正晃。
どうでも良いが、志村喬、平田昭彦、河内桃子という主な出演者が、ゴジラと重
なる。それ以上にどうでも良いが、「ユタカテレビ」という受像機が、両作品にタ
イアップして、画面の中で地味に目を引いている。のど自慢で「アラビヤの唄」を
熱唱する大村千吉を映し出すのもユタカテレビ。アイススケート場のスタンドにも
大きな広告が。
さて、池部と志村が乗込む33号車は、トヨタBFRというパトカー。或いはその
改良型のBHR。
ネット上で画像を探してみたが、1点しか写真が出てこない。側窓に網がついて
いる以外はその写真では、映画に写る車体にぴたりと一致する。その他には、本作
品の映像を取り込んだサイトと、「ゴジラ」に登場するパトカーの映像くらいで、
探し出せなかった。
●参考サイト ノスタルジック・パトロールカー
クラウン生誕50周年記念企画『クラウンパトロールカー伝説』
この後に登場する、トヨタパトロールFH26、BH26になると、資料が多くなる。
トヨタBFRの特徴は次の通り。
・方向指示器はピラーに付いた腕木式の「アポロ」
・屋上の赤色灯は、回転灯ではない
・後ろ扉は後ろ開き(非・観音開き)
・ボンネットサイドのルーバー(穴)なし
・フードクレストマーク(フードマスコット、ボンネット先端中央の立体エンブ
レム)あり
・タイヤのホイールに白い縁取り
・ドアの窓ガラスのふちに、金網取付け用の穴が開いている
なお、「キネマ写真館 33号車」と検索すると、本作のスチール写真を見るこ
とができる。