【解説・ストーリー】
この日本の喉首まで握りかねない…首領と呼ばれる男
弓なりの列島地図を暗黙の脅威に塗りつぶして 日本最大の暴力ファミリーに至る血の足跡はこうだった! 東映<男の系譜>30年の集大成。
人間愛は組を滅ぼす…。自らを信じた巨大組織支配者<首領(ドン)>。力・脅威・謀略による日本制覇への道。
飯干晃一の「仁義なき戦い」に続く迫真のドキュメント小説を原作に、これまで様々な“男の生き様"を描き続けてきた東映が<男の系譜>30年の集大成として製作した超大作。全国制覇を目指し、政界や右翼の大物、大企業と相互依存を計りながら組織を拡大していく関西暴力団・中島組の首領・佐倉一誠。家庭では二人の娘に手を焼く父親だが、組織の生き残りのためには信頼している腹心の若頭をも切り捨てる冷血漢である。物語は、家庭と組織という二つのファミリーを守るこの首領の計り知れない策略と、組織の持つ巨大アウトロー世界の怖ろしさ、そして組織に癒着する政界・財界人たちの恐るべき実態を、壮絶な群像劇として描いていく。キャストは、首領・佐倉一誠に佐分利信、若頭に鶴田浩二が扮して“男の生き様"を魅せる他、菅原文太、千葉真一、松方弘樹、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、西村晃、成田三樹夫、金子信雄ら、まさにオールスターが結集。中島貞夫監督が、「このドラマはやくざという特殊なアウトローの男たちを描いたものだが、組織と名のつく一般社会にも存在するテーマ」と強調する入魂の一作。
【キャスト】
鶴田浩二、松方弘樹、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、千葉真一、高橋悦史、市原悦子、菅原文太、小池朝雄、成田三樹夫、高橋昌也、田中邦衛、西村晃、金子信雄、佐分利信
【スタッフ】
原作:飯干晃一
企画:俊藤浩滋、日下部五朗、松平乗道、田岡満
脚本:高田宏治
撮影:増田敏雄
音楽:黛敏郎、伊部晴美
監督:中島貞夫
【公開日】1977年1月公開
【スペック】
●映像特典
◆フォトギャラリー
◆劇場予告
DUTD02298/COLOR/本編132分/片面2層/1.主音声:モノラル/16:9LB(シネスコ)
【販売元】東映株式会社【発売元】東映ビデオ株式会社