午前十時の映画祭
TOHO池袋
原題 IL CONFORMISTA
製作国 イタリア/フランス/西ドイツ ジャンル ドラマ
製作年 1970年 カラー カラー スクリーンサイズ --
上映時間 113分
監督 ベルナルド・ベルトルッチ
出演者 ジャン=ルイ・トランティニャン ステファニア・サンドレッリ ドミニク・サンダ
受賞歴 -- 映倫区分 G
備考 4K
解説
『ラストエンペラー』でアカデミー賞を受賞する巨匠ベルトルッチが、若き日に性と政治の危険な関係に切り込んだ野心作であり出世作。
イタリアを代表的する作家アルベルト・モラヴィアの『孤独な青年』を自ら脚本化し、アカデミー賞・脚色賞候補にもなった。
ヴィットリオ・ストラーロによる濃密で陰翳に富んだ撮影も見どころ。
物語 第二次大戦前夜のローマ。哲学講師でファシストのマルチェロ(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、パリに亡命したクアドリ教授の身辺調査を依頼される。クアドリは大学時代の恩師であり、反ファシズム運動の精神的支柱だった。マルチェロは婚約者ジュリア(ステファニア・サンドレッリ)と共にパリに赴き、クアドリと彼の魅力的な若妻アンナ(ドミニク・サンダ)に接近する。だが、組織からクアドリを暗殺せよという新たな指令が下った。
こぼれ話
撮影のヴィットリオ・ストラーロは、『暗殺のオペラ』(69)で初めてベルトルッチ監督と組んだ後、本作をはさみ、『ラストタンゴ・イン・パリ』(72)、『1900年』(76)と、ベルトルッチ作品を続けて担当。
その手腕に注目していたフランシス・フォード・コッポラ監督は、『地獄の黙示録』(79)にストラーロを起用し、同作でストラーロは初のアカデミー賞に輝いた。
https://asa10.eiga.com/2023/cinema/1204/