映像画日記

アニメーターの絵と映画と読書の記録

2013研究上映会  『やぶにらみの暴君』

 



宮崎駿高畑勲にも多大な影響を与えた、フランス長編アニメーションの名作を上映。




●ポール・グリモー Paul Grimault『やぶにらみの暴君』La bergère et le ramoneur(1953)フランス
 

原作:アンデルセン童話「羊飼いの娘と煙突掃除人」/脚本:ジャック・プレヴェール
 
架空の王国タキカルディを舞台に、絵から抜けだした羊飼いの少女と煙突掃除の少年のロマンス、そして暴君シャルルと自由の象徴である「鳥」の対立関係が語られる。
 
「高さ」を生かした空間デザイン、ディズニーとは一味違うフルアニメーション演技の魅力、ジョゼフ・コスマの情感あふれる音楽等に支えられ、「愛と自由」のテーマを寓話の形式で描ききった傑作。
 

後年グリモー自身による大幅な改訂版が『王と鳥』として公開されているが、今回はオリジナル版の旧作を日本語字幕付きで上映する。

サイボウズより転載)




大塚康生さんの寄稿が良かった。立読みだけれど。