映像画日記

アニメーターの絵と映画と読書の記録

『恐竜・怪鳥の伝説』 監督: 倉田 準二

 

恐竜・怪鳥の伝説 [DVD]

恐竜・怪鳥の伝説 - Wikipedia

 

これまで天才的な閃きで幾多のヒット作を生み出し、東映の危機を救ってきた同社社長・岡田茂(当時)の、アイデアが枯渇したその一本が本作である[8]

洋画のあれ、面白かったから焼き直せ」それがこの当時の岡田の口癖だった[8]。『スター・ウォーズ』が1978年夏の日本公開までには一年のブランクがあることを知り『宇宙からのメッセージ』を製作[8]

エクソシスト』や『オーメン』といったオカルト映画がブームになれば「ええ企画思いついた。『地獄』やれ」。『ジョーズ』の大ヒットで動物パニック映画が流行れば「『恐竜・怪鳥の伝説』なんて題名。おもろいやろ。やれ」と思い立ち、本作の製作に至った[8]

 

『地獄』『恐竜・怪鳥の伝説』両作品の製作責任者だった翁長孝雄は「ヒモで恐竜を引っ張っているのが見え見えで、恥ずかしかったですよ。どちらも、おそろしいほどコケました。『なんやこの企画』と思っても、社長企画だから断れないんですよ。かなり勇気がないと」と述べている[8]

海外配給を大々的に宣伝したが、成績は不明である[9]