映像画日記

アニメーターの絵と映画と読書の記録

『荒野のガンマン』 新文芸坐 新春名作劇場 銀幕の戦う男たち

 『荒野のガンマン』(1961・米/93分/BD)

 

仇敵への復讐の機会を伺っていた元将校が、罪の意識から美しい女のために危険な護衛に着く
巨匠サム・ペキンパー監督の劇場映画デビュー作がHDデジタルリマスター、シネマスコープ版で復刻!

【ストーリー】
北軍将校だったイエローレッグ(B・キース)は、首を吊られかけていた男ターク(C・ウィルス)を助け、タークの相棒ビリー(S・コクラン)の手を借り、その場を逃げ出した。実はタークはイエローレッグが探し求めていた仇敵で、自らの手で復讐を果たす心づもりだった。三人は銀行を襲うため町にやってくるが、別の無法者の銀行強盗に遭遇してしまう。イエローレッグたちは強盗を退治しようとするが、誤って踊り子のキット(M・オハラ)の一人息子を殺してしまった。
キットは、息子の亡骸を父親の眠る廃墟の町シリンゴに埋葬するという。シリンゴは危険なアパッチの領土にあった。罪の意識からイエローレッグが護衛を申し出るが、キットは拒否して出発する。仕方なくイエローレッグは嫌がるタークたちを連れて後を追う。
TVシリーズ「ライフルマン」「遙かなる西部」で腕を鳴らしたサム・ペキンパーの栄えある劇場映画初監督作。ストイックな男の孤独と哀感が漂い、モーリン・オハラの凛とした美しさや、郷愁を誘う西部の風景が印象に残る。

【スタッフ】
監督:サム・ペキンパー
原作・脚本:A・S・フライシュマン
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:ピーター・ツィンナー/マーリン・スカイルズ

【キャスト】
出演:モーリン・オハラ、ブライアン・キース、スティーヴ・コクラン、チル・ウィルス

 

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