1966年4月公開作品。シリーズ5作目ですが少し雑に作ったかな?すでに他の任侠者もシリーズも絶好調になってきていて年に何本もの映画を撮っている中ですから健さんも場面場面では熱演していますが、編集では上手く繋がっていないところがあって全体的にぎこちない。出る方すべて出ていますからいいのですけどね。
この前後3本で大原麗子が出ているのですが、この映画では何やらはっきりしない役柄なのも不満でした。馬が大量に薬殺されるシーンは2〜3分も大原麗子が泣き叫ぶ演技が続き少し飽きた。この映画のクライマックスへの導入部なのだろうがちょいと無理があったような気がしました。このシリーズこそマンネリになっていった最初の作品群なのかもしれません。(Amazonレヴュー)
毎回テイストが違う番外地シリーズ
今回はタイトル「荒野の対決」から受ける印象通り、西部劇風です網走で一緒だった持田京介の所属する牧場が悪徳牧場に狙われていて
それを助ける健さんと鬼虎といった感じの設定です
今回、相変わらず敵はかなり極悪なんですが、一人娘だけいい人なところがミソですね
さすが石井輝男、ただの勧善懲悪で終わらず人間ドラマをうまく挟み込んでます
ラストは敵を倒すカタルシスだけじゃなく、けっこう泣けますラストのカチコミでは馬で荒野にズラッと並んで、武器が配られまして
今回はそれまで銃が中心だったので西部劇風に銃のカチコミなのかな?
と思いきや
配られたのが長ドスという、めっちゃ期待を裏切ってくれる演出もよかったです
北海道の馬相場を極悪非道な手口で牛耳ろうとしている一味と、それに立ち向かう男の姿を描いた高倉健と、監督・石井輝男の名コンビで贈る「網走番外地」シリーズ第5弾。